| べにふうき |
| (1) |
早く大きくするためにはできるだけ上に伸ばして幹を太らせる。開張性のために初回せん枝は低い位置でせん枝しなくても株張りは確保できる。 |
| (2) |
主要病害には抵抗性があり,殺菌剤の必要はない。主要虫害では,二番茶期のチャノミドリヒメヨコバイに注意をする。 |
| (3) |
アッサム雑種のために摘採から次の摘採までの期間がやぶきた’に比べて5〜 10 日長い。このため暖地では三番茶まで,温暖地では二番茶で摘採を中止する。 |
| (4) |
摘採期は中生であるが,緑茶として機能性成分EGCG3Me を対象とする栽培では,出開度100 %に達してから摘採する。摘採の目安はやぶきた摘採後10 日から2週間である。 |
| (5) |
出開度100 %での摘採は,出開度60 %での摘採に比べて生葉収量は約2倍になる。 |
| (6) |
出開度100 %の硬葉摘みは収量と機能性成分EGCG3Me の含有量の両方が高まり,カフェインが大幅に低下する三重効果により経済的価値が非常に高くなる。 |
| (7) |
紅茶と緑茶の両方を製造する場合,出開度50 から70 %の時期に手摘みを行って紅茶を製造する。その後,7〜10 日後に整枝を兼ねて摘採し,緑茶原料とする。 |
| (8) |
べにふうき はアッサム雑種のため, 蒸熱後の粗揉, 揉捻, 中揉工程で粘りが出やすい。このため粗揉時間を少し長くして乾かし気味に製茶すると揉捻以降の工程で支障が少ない。 |
| (9) |
かまいり茶にすると嗜好性が向上し,機能性成分EGCG3Me の減少も少ない。 |
| (10) |
一番茶は機能性成分EGCG3Me がやや低くなりがちであるが,味の調整では無くてはならない重要な原料である。遅摘みすればEGCG3Me が1.5 %以上確保できる。 |